四柱推命の用語集


四柱推命のプロ陰陽師があなたのこれからの人生を細密に読み解きます!

四柱推命の用語集(五十音順)

四柱推命の解りづらい用語についての解説です。
流派によって、意味が同じでも若干呼び方が違う用語もありますので、ご了承ください。

陰陽陰陽五行干合干支空亡五行三合支合四柱
四柱推命十二運星十二支十干神殺大運天中殺
通変星(宿命星)命式




■陰陽(いんよう)

陰陽とは、地球を含めた宇宙の万物は、「陰」と「陽」に分けることができ、これらは互いに相反する性質をもち、それぞれが影響を及ぼし合っているという思想です。
例えば、「天」と「地」、「太陽」と「月」、「男」と「女」のように一対で存在し、相互に影響し合っている関係です。


■陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)

陰陽五行説は、陰陽説と五行説が発展していく過程で1つに結びついたもので、紀元前四世紀頃に、当時の思想家がまとめ中国初の体系的な哲学(推命学、易学、漢方、針灸)の根本原理ともなっています。

■干合(かんごう) 

干合とは、十干(じゅっかん:甲 乙 丙 丁 戊 己 庚 辛 壬 癸)の陽干と陰干が合わさって五行の星を生じることで、例えば、甲(きのえ)と己(つちのと)が干合して「土」が生まれます。
• 甲(陽干) - 己(陰干) → 土
• 乙(陰干) - 庚(陽干) → 木
• 丙(陽干) - 辛(陰干) → 火
• 丁(陰干) - 壬(陽干) → 金
• 戊(陽干) - 癸(陰干) → 水


■干支(かんし)

十干(じゅっかん)と十二支(じゅうにし)を合わせたものを干支(かんし)といいます。
この二つの組み合わせが、すべての気運を表しています。
十干は天から流れる五行の気運を示し、十二支は地で四季が繰り返す五行の気運を表しています。

■空亡(くうぼう)

空亡は、12年に一度訪れる運勢休息の2年間のことで、天中殺とも呼ばれています。
空亡は、日柱の干支を組み合わせた場合に、10個の干(天の気運)に対して12個の支(地の気運)が存在することから、2つの支(地の気運)には干(天の気運)が存在しない、つまり、その人にとって、天の気が弱まり加護が得られにくくなるという状態を表しています。
空亡の時には、結婚や転職、新築や引っ越しなど、何か新しいことを始めるのは避けて、ゆっくり休息しましょう。
その時期の過ごし方によって、その後の人生に幸運をもたらすことになるともいわれています。
空亡には「戌亥」「申酉」「午未」「辰巳」「寅卯」「子丑」の6種類があります。


■五行(ごぎょう)

五行とは、地球を含めた宇宙の万物は、「木」「火」「土」「金」「水」の5つの要素、五行から成り立っているという思想です。
これら5つの要素は、互いに影響しあっていると考えられており、盛衰関係によって宇宙が循環し発展していくその過程で、人間もその影響を受けているという自然哲学の思想です。「木は燃えて火を生み、火は燃え尽きて土を生み、土は凝って金を生み、金は冷えて水を生み、水は木を育てる」という互いに助け合う関係と、それとは反対に、「木は土の養分を吸収し、土は水を吸い取り、水は火を消し、火は金を溶かし、金は木を切り倒す」という互いを打ち消し合う関係の、大きく2つに分類されます。
このように、互いに助け合う関係を相生(そうしょう)といい、打ち消し合う関係は相剋(そうこく)といいます。


■三合(さんごう)

三局とは、十二支の陽支どうし、または、陰支どうしが三ずつ合わさって強力な五行の星を生じることで、例えば、亥(陰支)と卯(陰支)と未(陰支)が三局して「木」が生まれます。
• 亥(陰支) - 卯(陰支) - 未(陰支) → 木
• 寅(陽支) - 午(陽支) - 戌(陽支) → 火
• 巳(陰支) - 酉(陰支) - 丑(陰支) → 金
• 申(陽支) - 子(陽支) - 辰(陽支) → 水


■支合(しごう)

支合とは、十二支(かんし:子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥)の陽支と陰支が合わさって五行の星を生じることで、例えば、子(ね)と丑(うし)が支合して「土」が生まれます。
• 子(陽支) - 丑(陰支) → 土
• 寅(陽支) - 亥(陰支) → 金
• 卯(陰支) - 戌(陽支) → 水
• 辰(陽支) - 酉(陰支) → 木
• 巳(陰支) - 申(陰支) → 火


■四柱(しちゅう)

「四柱」とは、年柱、月柱、日柱、時柱の総称で、生年月日と時刻から割り出されており、人生を四分割したそれぞれの時代を表しています。
• 年柱
社交面や外面の運気。人生では初年期(0〜19歳)の運気をみる。

• 月柱
仕事や家庭における運気。人生では初年期(20〜39歳)の運気をみる。

• 日柱
自分自身や恋愛、セックスの運気。人生では晩年期(40歳〜)の運気をみる。

• 時柱
自己の成功・不成功、子供との縁、友人、目下の人、恋人の運気。人生では生涯の運気をみる。


■四柱推命(しちゅうすいめい)

四柱推命とは、「占いの帝王」と呼ばれているほど的中率の高い運勢鑑定法です。
四柱推命は、生年・月・日・時を四本の柱とし、 そこから導き出されるさまざまな星の組み合わせによって運勢を鑑定します。
陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)と干支術(かんしじゅつ)の2つをベースとし、 古くは中国の皇帝が国の政治の方向性を判断する際にも使用していたとされています。
四柱推命は大変奥が深く難解で、一生かかっても到達するのが難しい学問だともいわれています。

■十二運星(じゅうにうんせい)

四柱推命占いの中で、性格の傾向や宿命について占うのに適しているのが十二運星です。
十二運星は運勢エネルギーをあらわすもので、長生・沐浴・冠帯・建禄・帝旺・衰・病・死・墓・絶・胎・養の12種類があり、人間の一生に例えて名前がつけられています。
ただし、「病」だから病気するとか、「死」だから死ぬ、とかいう意味ではなく、あくまで運勢の強弱や性格の傾向について表しています。
今も人気のある「動物占い」の動物キャラは、実は四柱推命の十二星運の12種類の言葉を動物に置き換えて簡単に表現したものです。
• 長生(ちょうせい)
人が生まれた時の状態を意味します。基本的に優しく、何事に対しても遠慮がちです。また神経を使いすぎる傾向にあります。
• 沐浴(もくよく)
産湯に浸かった状態意味します。気ぐらいが高く、頭を下げるのが嫌いです。独立心が強いところもあります。
• 冠帯(かんたい)
成人になった状態を意味します。思いやりがありますが、気が強いです。困っても弱みをみせません。
• 建禄(けんろく)
独り立ちした状態を意味します。考え方が細かいです。好きなことは損得抜きに好きになります。
• 帝旺(ていおう)
人生の頂点に達した状態を意味します。プライドが高くワンマンです。しかし人に迷惑をかけることを嫌います。
• 衰(すい)
人生の頂点から衰え始めた状態を意味します。保守的で堅実です。自分を控えめに見積もる傾向があります。
• 病(びょう)
衰えて病気になった状態を意味します。大胆で独立心が強いです。また、直感力にもすぐれています。
• 死(し)
死の時の状態を意味します。表向きは明るいですが、孤独な面も併せ持ちます。真面目で努力家です。
• 墓(ぼ)
死んで墓に入った状態を意味します。気ままな性格です。細かいことに気がつきます。
• 絶(ぜつ)
肉体が土にかえった状態を意味します。人が良く、すぐ人を信用してしまいます。情にもろいです。
• 胎(たい)
新たな生命が宿った状態を意味します。新しいもの好きです。頼まれれば断りませんが実行力に欠けます。
• 養(よう)
胎内で成長している状態を意味します。のんびり型であっさりしています。積極性はあまりありません。


■十二支(じゅうにし)

十二支は地で四季が繰り返す五行の気運を表しています。 おなじみの子(ね) 丑(うし) 寅(とら) 卯(う) 辰(たつ) 巳(み) 午(うま) 未(ひつじ) 申(さる) 酉(とり) 戌(いぬ) 亥(い) の12種類です。
• 子(ね)
全ての物は核の中から顔を出しているという状態を表す。
• 丑(うし)
全ての物は開放されて成長していくという状態を表す。
• 寅(とら)
全ての物が伸び始めるというような状態を表す。
• 卯(う) 
全ての物が覆い隠すというような状態を表す。
• 辰(たつ)
全ての物が振るって伸びるような状態を表す。
• 巳(み) 
全ての物が成長してしまった状態を表す。
• 午(うま)
全ての物が陰陽と交わろうとしている状態を表す。
• 未(ひつじ)
全ての物が成長している状態を表す。
• 申(さる)
全ての物が成熟したような状態を表す。
• 酉(とり)
全ての物が熟成しているような状態を表す。
• 戌(いぬ)
全ての物が元の土の中に還っていくような状態を表す。
• 亥(い) 
全ての物が基本の種となるような状態を表す。


■十干(じゅっかん)

十干は天から流れる五行の気運を示しています。
甲(きのえ) 乙(きのと) 丙(ひのえ) 丁(ひのと) 戊(つちのえ) 己(つちのと) 庚(かのえ) 辛(かのと) 壬(みずのえ) 癸(みずのと)の10種類です。
この10種類の10干は、それぞれ陰陽「木(もく)・火(か)・土(ど)・金(ごん)・水(すい)」に割り当てられるようになっています。
陰陽の割り当ては以下の通りです。
• 木の陽(木の兄)→甲
• 木の陰(木の弟)→乙
• 火の陽(火の兄)→丙
• 火の陰(火の弟)→丁
• 土の陽(土の兄)→戊
• 土の陰(土の弟)→己
• 金の陽(金の兄)→庚
• 金の陰(金の弟)→辛
• 水の陽(水の兄)→壬
• 水の陰(水の弟)→癸

この兄と弟に関して、兄は「え」と呼ばれ陽を意味しており、弟は「と」と呼ばれ陰を意味しています。

ゆえに、十干(じゅっかん)の意味は次のとおりとなります。
• 甲(きのえ)
「大木」を意味する。強くて激しくて独立心が旺盛。
• 乙(きのと)
「草花」を意味する。弱くて柔らかくて円満な感じ。
• 丙(ひのえ)
「太陽」を意味する。激しくて華やかで派手な感じ。
• 丁(ひのと)
「灯火」を意味する。陽気で穏和でおとなしい感じ。
• 戊(つちのえ)
「堤防」を意味する。派手で世話好きな感じです。
• 己(つちのと)
「田園」を意味する。規則正しくて穏和でおとなしい感じ。
• 庚(かのえ)
「鉱石」を意味する。質実剛健、強くて自信がある。
• 辛(かのと)
「宝石」を意味する。辛抱強くて現実を見ている感じ。
• 壬(みずのえ)
「大河」を意味する。勇気、才能がある。
• 癸(みずのと)
「雨露」を意味する。正直で、おとなしい感じ。


■神殺(しんさつ)

神殺とは変通星や特殊星で、四柱の干支だけでは解釈が難しかった時代に、神殺などを加味して判断してきたものなので、あくまで補助的に見ます。

■大運(だいうん)

大運とは人生における運気の大きな流れを表しており、周期は10年ごとといわれています。実際の鑑定では、命式よりも大運の流れを重視します。
大運は、十干と十二支で振っていき、十干が5年間、そして十二支が5年間で合わせて10年の運で一運と呼びます。たいていの場合、大運の出口と入口で運勢が変わる場合が多いです。

■天中殺(てんちゅうさつ)

天中殺(てんちゅうさつ)とは、12年に一度訪れる運勢休息の2年間で、空亡(くうぼう)とも呼ばれています。
天中殺は、日柱の干支を組み合わせた場合に、10個の干(天の気運)に対して12個の支(地の気運)が存在することから、2つの支(地の気運)には干(天の気運)が存在しない、つまり、その人にとって、天の気が弱まり加護が得られにくくなるという状態を表しています。
天中殺の時には、結婚や転職、新築や引っ越しなど、何か新しいことを始めるのは避けて、ゆっくり休息しましょう。
その時期の過ごし方によって、その後の人生に幸運をもたらすことになるともいわれています。

あなたの天中殺はこちら ↓ http://www.shojoji.com/tenchusatu/tenchusatu.htm


■通変星(つうへんせい)

通変星とは、簡単に言うと表面に現れる性格や行動パターンを表す星で、「宿命星」ともいわれています。
通変星(または宿命星)は、その人の性格、能力、適性、運命などを判断するうえで最も重要な星で、出生日の十干から、ほかの四柱天干を合わせ見たときに出る星を「十干通変星(じゅっかんつうへんせい)」、日干から四柱蔵干を合わせ見たときに出る星を「蔵干通変星(ぞうかんつうへんせい)」といいます。
変通星には、比肩(ひけん)、劫財(ごうざい)、食神(しょくじん)、傷官(しょうかん)、偏財(へんざい)、正財(せいざい)、偏官(へんかん)、正官(せいかん)、倒食(とうしょく)、印綬(いんじゅ)の10種類があります。
• 比肩(ひけん)
自立心旺盛 強情で頑固 几帳面 我慢強い 孤独 勝ち負け意識
• 食神(しょくじん)
のんびり屋 純粋 楽天的 優しい 優柔不断 色情問題 美食
• 偏財(へんざい)
保身 投資 資産運用 陽気 金銭 商売 交際上手 事業意欲
• 正財(せいざい)
打算的 安全確実 消極的 保守的 保身 用意周到
• 印綬(いんじゅ)
善良 慈悲 伝統 体裁 堅物 学問教育 欲深い 名誉
• 傷官(しょうかん)
鋭敏 シャープ 美人 芸術的 霊能者 孤独 型破り 嫉妬心 白黒
• 劫財(ごうざい)
独立独行 強情頑固 損得勘定 反抗的 意地汚い 破財破壊
• 偏官(へんかん)
正義感 自惚れ 単純志向 好奇心 冒険心 奇人変人
• 正官(せいかん)
プライド 名誉欲 几帳面 集団性 律儀 気品
• 偏印(へんいん)
常識的 堅物 陰気 要領が悪い 学問 秘密主義


■命式(めいしき)

命式(四柱推命式)は、占う人の生年月日と時刻を一定の法則にもとづいて表にしたもので、その人自身の骨格と運の流れを表す見取り図のようなものです。
命式では、天を表す10種類の天干(十干)と、地を表す12種類の地支(十二支)で作られています。
その天干と地支を合わせて「干支」といいます。
この命式の解析方法や読み解く知識に流派の違いや個人の実力の差が顕著に現れるといわれています。

<命式の構成>
• 十干(じゅっかん)
十干は、「天干(てんかん)」とも呼ばれます。五行(木・火・土・金・水)と「陰」「陽」を組み合わせたもので、甲(きのえ)・乙(きのと)・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)・壬(みずのえ)・癸(みずのと)の10種類があります。
• 十二支(じゅうにし)
十二支は、「地支(ちし)」とも呼ばれます。「天干」の下に「地支」として表記されるのが普通で、一般的には「干支(えと)」として知られている「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」の12種類がそれです。
• 蔵干(ぞうかん)
蔵干とは「地支に含まれるとされている十干」のことです。使用しない流派もあります。
• 十干通変星(じゅっかんつうへんせい)
出生日の十干(つまり日干)から、ほかの四柱天干を合わせ見たときに表出される星のことです。「比肩(ひけん)・劫財(ごうざい)・食神(しょくじん)・傷官(しょうかん)・偏財(へんざい)・正財(せいざい)・偏官(へんかん)・正官(せいかん)・偏印(へんいん)・印綬(いんじゅ)」の10種類があります。
• 蔵干通変星(ぞうかんつうへんせい)
日干から、四柱蔵干を合わせ見たときに表出される星のことです。十干変通星と同じく10種類があります。
• 十二運星(じゅうにうんせい)
日干から、四柱地支を合わせ見たときに表出される星のことです。
「長生(ちょうせい)・沐浴(もくよく)・冠帯(かんたい)・建禄(けんろく)・帝旺(ていおう)・衰(すい)・病(びょう)・死(し)・墓(ぼ)・絶(ぜつ)・胎(たい)・養(よう)」の12種類があります。
「病」だから病気になるとか「死」だから死ぬという意味ではありません。



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